気になる本: 悩む力

テレビでコメンテーターとしてたまに出演している政治学の教授の姜尚中さんが書いた本。

先週くらいに「爆笑問題のニッポンの教養」というNHKの番組に出ていて、秋葉原の無差別殺人はなぜ起きたのか話をしていて、これは犯人が社会とつながっている実感がないから起きた事件だと言ってた。
原因はいまの社会構造(個人主義の仕事、生活など)は人を孤独だと思わせやすいためなのではないかと。

この本の内容は、人々の悩みというのはどうして起こるのか、どう対処すればいいのかということが書かれている。姜さんはこの本を出版した後に、秋葉原の事件が起きてショックを受けたとテレビで語っていた。

このテレビ放送の後、大阪で個人ビデオ店の無差別放火殺人があった。犯人はやはり悩みをかかえていて自暴自棄になり犯行した。最近こういう事件が多い。