プログラミングの入門者に Google ガジェットをすすめる 5 つの理由

「プログラミングに興味はあるけど、開発環境になにを選べばいいかわからない」という人たちに、僕は Google ガジェットのプログラミングをおすすめしたい。

1. 開発環境は Web ブラウザだけで OK
Google ガジェットのひとつ「Google Gadget Editor」を使えば、ブラウザ上でプログラムの入力、デバッグ、実行ができる。また、パソコンのテキストエディタで書いて Google のサーバにアップロードすることもできる。

2. 簡単に配布・利用できる
Google ガジェットは iGoogle (Google を自分用にカスタマイズできるサービス) やブログに貼り付けることができる。また、Web ブラウザ上で動くのでパソコンだけでなく iPhoneAndroid などの携帯電話でも利用できる。

ガジェットディレクトリでは多数の Google がジェットが公開されている。ここに自分でつくったガジェットを公開することもできる。

以下のガジェットは Google Gadget Editor を張り付けた例だ。5行目 Hello, world! の部分に次のプログラムをコピペして、Preview タブをクリックしてみよう。

<script>alert("hello, Google gadget world!");</script>

3. 無料である
Google のアカウントが必要だけど無料でつくれる。(すでに GMail とかのアカウントがあれば不要)
Google のサーバーにプログラムを保存するので簡単に公開できるのも便利だ。

4. 開発言語は JavaScript + HTML
JavaScript はシンプルな言語なのでわかりやすく、必要ならオブジェクト指向プログラミングやクロージャなどの技法も使えるなど奥が深い言語である。HTML はプログラムの UI (文字やボタン、絵などの表示されるもの) を書くために用いる。

なお、JavaScriptデバッグ (プログラムのミスを見つける作業) には Firefox のアドオン Firebug を使うと便利だ。

5. 情報が入手しやすい
Google Gadget のプログラミングガイドは日本語も用意されている。JavaScript や HTML の情報は Web にあふれているし、本も充実している。

以下、わりと良さそうな本を列挙